営業代行の費用相場:3つの料金体系
営業代行の費用は、契約形態によって大きく変わります。中小企業が依頼する場合、主に3つのタイプに分かれます。それぞれの相場感と特徴を、表で整理しました。
| 料金体系 | 費用相場 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 固定報酬型 | 月額10万〜80万円 | 予算を固定したい企業 |
| 成果報酬型 | アポ1件1.5〜4万円 | 初期費用を抑えたい企業 |
| 複合型 | 固定15〜40万+成果報酬 | 長期的な関係を求める企業 |
固定報酬型(月額制)の特徴
毎月一定額を支払う最もシンプルな契約形態です。商談数や受注数に関係なく、決められた稼働時間・業務範囲で営業活動を依頼します。
費用相場の内訳:
- 小規模(テレアポ中心、稼働20〜40時間/月):10〜30万円
- 中規模(テレアポ+商談、専任1名想定):30〜60万円
- 大規模(営業チーム1チーム規模):60〜80万円以上
固定報酬型のメリットは予算が立てやすいこと。デメリットは、成果が出なくても費用が発生する点です。
成果報酬型の特徴
アポ獲得や受注など、成果に応じて支払う契約形態です。「初期費用ゼロ」「成果が出るまで費用ゼロ」をうたう代行会社が多いですが、必ず条件を確認しましょう。
費用相場の内訳:
- テレアポによるアポ獲得:1件 1.5〜3万円
- フォーム送信→アポ獲得:1件 2〜4万円
- 受注ベース:売上の20〜50%(業界・商材による)
成果報酬型のメリットは無駄な支払いがないこと。デメリットは、代行会社が「とにかくアポを取る」方向に走り、商談の質が落ちるリスクがあることです。
複合型(固定+成果)の特徴
固定報酬で稼働を確保しつつ、成果に応じてインセンティブを上乗せする契約形態です。実務では、この複合型を採用するケースが最も多いです。
固定報酬で代行会社の稼働を担保しつつ、成果インセンティブで動機付けする設計です。双方の利害が一致しやすく、長期的な関係構築に向いています。
費用以外で見るべき選定ポイント5つ
「料金が安い」だけで選ぶと、ほぼ確実に失敗します。費用相場を踏まえた上で、以下の5点を必ず確認してください。
① 対応チャネル
テレアポだけなのか、フォーム送信、手紙DM、SNS、メールアウトリーチまで対応するのか。3チャネル以上に対応できる代行会社のほうが、ターゲット業界・規模に合わせた柔軟な施策が可能です。
② 業界・商材の理解度
「BtoB全般対応」と言う代行会社は多いですが、実際は特定業界に強み・弱みがあります。SaaS、IT、製造業、人材、不動産など、自社の業界での実績があるかを必ず確認しましょう。
③ レポーティング体制
週次・月次でどんなデータが共有されるか。架電数、コール時間、トークの録音、商談化率、受注率まで可視化される仕組みがあるかを確認します。ブラックボックスな運用は危険信号です。
④ 商談後のフォロー
アポを取った後、商談に同席するのか、CRMへの記録は誰がやるのか、フォローアップメールは誰が出すのか。「アポ取って終わり」では、受注に繋がりません。
⑤ 解約条件・契約期間
3ヶ月縛り、6ヶ月縛り、自動更新の有無を確認。初回は3ヶ月の短期契約から始められる会社が安全です。
よくある失敗パターン3つ
失敗1:安すぎる料金に飛びつく
「月額5万円」「アポ1件5,000円」など、相場より大幅に安い代行会社は要注意。未経験のアルバイトが架電している、リストの質が低いなどの理由で、商談化率が極端に低いケースがあります。
失敗2:戦略策定なしに丸投げする
「とにかくアポを取ってきて」と丸投げすると、ターゲットがずれたアポばかり量産されます。ターゲット定義・トークスクリプト・KPI設計は、最初の2週間で固めるべき重要工程です。
失敗3:短期間で成果を判断しすぎる
営業代行は、立ち上げから成果が出るまで最低でも2〜3ヶ月かかります。1ヶ月で「成果が出ないから解約」では、リスト整備や架電スクリプトの改善が間に合いません。最低3ヶ月、できれば6ヶ月で評価しましょう。
まとめ:相場の上下より「設計力」を見る
営業代行の費用相場は、固定報酬で月額10〜80万円、成果報酬でアポ1件1.5〜4万円というのが目安です。ただ、大事なのは料金そのものより、「自社の課題に合わせた営業設計ができるか」です。
「相場より高くても成果が出る代行会社」と「相場より安いが成果ゼロの代行会社」、どちらが結果として安いかは明らかです。料金体系の中身、対応チャネル、レポーティング、商談後のフォローまで確認した上で、複数社比較してから決めることをおすすめします。
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営業代行の費用相場はいくらですか?
固定報酬型は月額10〜80万円、成果報酬型はアポ1件あたり1.5〜4万円が相場です。複合型(固定+成果)の場合は、固定15〜40万円に加えて成果報酬が上乗せされます。
成果報酬型と固定報酬型はどちらがお得ですか?
一概には言えません。成果が読めない立ち上げ初期は固定報酬型が安定し、ある程度成果が見えてきたら成果報酬を組み合わせる複合型が双方の利害が一致しやすくおすすめです。
営業代行は何ヶ月くらいで成果が出ますか?
立ち上げから成果が出るまで最低2〜3ヶ月かかります。リスト整備、トークスクリプトの改善、PDCAを回すサイクルを考えると、最低3ヶ月、できれば6ヶ月で評価することをおすすめします。
中小企業でも営業代行は依頼できますか?
可能です。月額10万円から依頼できる代行会社もあり、リソースが限られる中小企業ほど営業代行の活用メリットは大きいと言えます。